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【読書】史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

どうやら『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』という本は、
史上最強の哲学入門というシリーズの第2作目のようです。

 

タイトルの通り、東洋哲学の歴史やエッセンスを説明してくれている本なのですが、
筆者も初めに語っている通りこの本を読めば東洋哲学が理解できますよ!
という本ではありません。

 

そもそも、東洋哲学自体が理論の積み重ねで正当性を証明する学問ではなく、
『体験することのみでしか悟れない』という考え方だから、らしいです。

 

文章でいくら語ったって実際に体験しないことには君たちは納得しないでしょ、
ということのようです。まあ、確かにそれはそうですよね(^^;

 

とは言っても時系列に沿って各地の東洋哲学がどのような理念に則って
発展してきたのか、が掴みやすかったので入門書としては優れていると思います。

 

僕は元々東洋哲学というジャンルが好きなので以前から色々な書籍を
読んではいたのですが、恐らくそれらの知識がなくともすんなり読めたと思います。


■読みやすさの秘訣はオタクへの配慮
作者自身が言っているのですが、この本が他の東洋哲学入門書と
差別化されているところは『バキ』などのような御馴染のマンガを
引き合いに出して説明している所です。

 

僕も『バキ』は大好きですし、他にも『ジョジョ』や『ガンダム』ネタも
随所にありました!(^^)!


というより、バキネタってあんまり無かった気もする。
前作でかなり使ってしまったのかもしれない(笑)

 

作中では型に嵌めるような思考に対して警鐘を鳴らしてはいるのですが、
あくまでもネタとして引用されているだけなので気にする必要は無いかと。


■技術的なことはあまり語っていません
僕は瞑想が好きで個人的に取り組んでいるのですが、
瞑想の発展の背景をこの本から知ることが出来たのは収穫でした。

 

とは言え、この本の主題は東洋哲学を何となく掴もうという内容なので
がっつり瞑想の方法については記載されてはいませんでした。

 

瞑想がどういった考えのもとに発案されて実施されてきたのか、
というような側面がメインですね(^^♪


■ボンヤリとイメージされる悟りの境地
『人生とは映画のようなもので、僕たちは観客としてあるべきだ。
 つまり、映画のキャラクターに没入しすぎないことだよ。』

 

どれだけ自分が辛かろうと苦しかろうと、それは映画の一幕であり、
自分の本質とされる存在は観客なので、本質である自分が傷つくわけではない。

 

う~~~ん・・・やっぱり上手くまとめるのは難しいなあ。


僕が最も感銘は受けたのは、上記のような内容が語られていた所ですね。

 

つまり、多くの人間は自分の人生という映画に没入し過ぎであり、
本当の自分は人生という映画を見ている観客に過ぎない、という認識を知ること
が大事と僕は受け取りました。

 

『どれだけ自分が悲しい思いをしたり、重い病を患っても、
 それは映画のキャラが苦しんでいるだけのことなのだ、ということ。
 本当の自分自身は何ともなくて、映画なんかに振り回されないんだよ。』

 

『あ~~~ん? 何言ってんだテメー?』と言われても仕方がない気がするが、
瞑想を日常的に行って自分を自分の外から観察しているような人には
受け入れやすい考え方だと思います。

 

僕たち人間が周囲の事で振り回されて苦しむようなことは、
現実世界で例えると映画のキャラクターに感情移入しすぎて
まるで自分がそのキャラクターかのように振る舞っているという
行為に過ぎないのである。

 

それって、ちょっとアレな人だよね? でも皆そこから抜け出せない。
自分が観客であると気づけば、自分の人生なんかに振り回されないという
真の自由な世界を手に入れられるんだ! ってことかな?


■それっぽい認識でお茶を濁してはいけない(自戒の意味を込めて)
僕の認識は上記のような物です。何となく掴めた気がします。

 

けど、やっぱり上記の認識って僕の中では知識にすぎない状態なんですよ、まだ。
そういう考え方があるんだよな! って知っているだけに過ぎない。

 

つまり『体験が伴っていない』ということ。

 

観客としての自分を知るだけでスッと心が楽になったような気がするけれど、
じゃあ本当に自分の人生なんて映画の一幕に過ぎないし振り回されないかっていうと
『いや、うん、そうは言ってもね・・・(笑)』という感じです。

 

悟りって経験しないことには分からないことだろうし、
中途半端な認識のまま自分がレベルアップした感覚でいてしまうと
それはそれで魔境に陥ってしまうだけだと思うんですよね。
(簡単に言うと悟りの神秘性に憑りつかれて自己と同一化してしまうこと)


■これからの僕がどう考えるのか
この本を手に取り読んでみたことで、僕は一つのヒントを手にすることが
出来たのだと思います。

 

でも読んだ本や人から教えてもらったことを鵜呑みにする行為って
当然自分の力にはなっていないと思うんですよね。

 

飽くまでも僕が生きる道を考える上でのヒントに留めておかないといけない。
僕の世界の真理を解き明かすのは、既に悟りを得ている先人ではなく
僕自身ですからね。

 

聞きかじった知識で満足していてはいけないですよね('ω')ノ

 

という訳で、僕の哲学はまだまだ続く。